西陣の着物には伝統の矢絣や十字絣によって文様を織り出したものがあります。絣の技法は手くくりによるものと板締めによるものがあり、他産地にはない美しいたて絣のボカシは「はしご」という独特の装置によるもの。25から100段程のはしごを人の手で通すことにより、染まった絣糸を少しずつずらして美しいかすり足を表現します。
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